日本の未来を担う者達が集うとされた…

いぬねこがくえんしゅうさいだいがく
　　　「犬猫学園秀才大学」

この大学には２つの学科が存在し、
それぞれにエリートと呼ばれる人材が在籍する。

生まれつきのエリートのみが集う、気高き“猫科”
人心掌握に長けたエリートが集う、努力の“犬科”

各学科の首席は「Ⅱ英傑（にえいけつ）」と呼ばれ、
犬猫学園の象徴とされていた。そして今。

その象徴達は、１つの戦争を起こそうとしている。

それは、年に一度の大勝負。年度末のレクリエーション“犬猫祭”
これは本来、Ⅱ英傑同士によるただの脱出ゲームだが…

学園生達は、これを「犬猫戦争」と呼んでいた。

このレクリエーションで勝った者が、その年度のトップを意味する。
過去１０回に行われた戦争の勝敗は、
犬科「５回の勝利」/猫科「５回の勝利」

そして今回、１１回目の戦争で全ての決着がつく。
どちらが勝ち越し、勝利の鐘を鳴らすのか？　
その全ては、貴方達にかかっていた。

何故なら…貴方達こそがその学科のトップ『Ⅱ英傑』なのだから。

この戦争は、小さくも大きい。
犬と猫による気品と誇りを賭けた壮絶な物語である。

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